大学の先生と研究室の話

大学のラボ(研究室)ってどんなところ?

ラボで働く私はよくこの手の質問をされます。

 

答えは簡単に言うと、研究して成果を出すところです。

研究の内容はラボの先生によって決められるので多様です。

 

理系のラボではどんな人がいるかというと、

教授(ラボの1番のボス)

准教授(ラボの2番のボス)

助教

ドクター(博士)、

マスター(修士)、

大学3年生、4年生、

テクニシャン(実験のお手伝いをする人、例えば実験用マウスのお世話をしたり、いろんな分析をしたりする人です)

ポスドク(博士を修了して研究者として雇われている方)

 

どこの大学のどのラボにもこれだけの人がいるかというとそうではありません。

旧帝大の理系ラボは先生も学生もたくさんおり上記の役職に該当する人がそれぞれ複数人います。一方、地方大学や研究に力を入れていないラボはもっと人数が少ないです。学部生だけ、または先生のみという場合もあります。

 

特にテクニシャンやポスドクという人たちは大学に雇われているわけではなく、

ラボに雇われているからなのです。つまり、お金持ちのラボほど人手を増やせ、研究にもお金を費やせるのです。

この各ラボが持つ研究費は同じ大学内でも全く違います。

それは教授、准教授、助教の先生の努力によって稼がれるからです。

企業と共同研究をしたり、なんとか財団が募集している助成金へ応募し、書類が認められればラボにお金がもらえます。何もしなければ、お金もなく十分な設備を設けられないのです。

 

そしてこの時期、大学の先生たちは科研費という補助金を獲得するための書類作成に、

めちゃくちゃ忙しくなります。

 

この書類、当たれば来年度に研究費をもらえます。

 

自分がどんな研究をしてこんな成果を出します!!

これまでの成果はこれだけあります!!

この研究を遂行するのに~円必要です。ください!!

 

という内容で構成されますが、書類を審査をするのは各分野の重鎮と言われる複数の先生たち。誰が審査するかはわからないそう。

自分と違うフィールドで活躍する先生にもわかりやすく、筋が通っており、実現可能に思えるように実験計画を書かないといけないのです。科研費は審査上位10%?に該当する先生しかもらえないとか…提出するランクによっても変わるそうですが。

先生たち、締め切りが近づくと徹夜のオンパレード…

朝顔色の悪い先生方に遭遇します。身を削ってるなと…

 

大学のラボがこうやってお金を稼いでくれる先生によって成り立っていると知ったときは驚きでした。先生の成果になるよう頑張ろうと思った時でもありました。